中古住宅を買う

中古住宅を買うときに気になるのは、自分が買おうとしている物件の価格が、高いのか安いのかという所だと思います。では、中古住宅の価格は、どのような方法で決められているのか、お話していきましょう。
中古住宅の価格は、事例比較法で決められています。事例比較法とは、物件の周辺の取引の事例を集めて比較する方法です。この事例比較法を使って出された標準相場を基に価格は決められています。標準相場は、よほどの原因が無い限り、大きく変化することはありません。

このように、いろいろな売買の事例の標準相場を基にして、その物件がどのくらい、プラス要因やマイナス要因があるかを計算し査定額が計算されているのです。つまり、中古住宅の価格は、加減点法で計算されているのです。
加減点法は、もともとの点数を100点と考え、物件の周りの環境や、利便性、住宅の劣化の状態や設備がしっかりとしているかなどの情報を基に計算していく方式なので、マイナス要因が多い物件は、安い価格で売り出されていることになります。もちろん、加減点法によって、プラス査定になった物件は、標準相場より高くなるわけです。

中古物件と新築物件

物件を購入するとき、中古物件と新築物件で悩むことがありますので、価格、構造、立地、広さなどの面から違いをご紹介します。
物件の価格は、新築の時が一番高く、年数が経てば経つほど安くなっていき、築年数が25年から、30年くらいの物件になると建物自体の値段は、ほとんど値段が付きませんので、購入の値段で考えれば、新築より中古の方が安くなります。
もちろん、構造上のことを考えれば、最新の品質、最新の設備が取り付けられている新築の方がいいのですが、中古でも、築年数が新しければ、新築に近い良い物件が中にはあります。

立地面で考えるのならば、売り出している範囲が広い中古住宅の方が選べる物件が多く、同じ立地で同じ大きさでも、金額が安くなります。中古はもともと立地の良い場所に建っているので、駅から近かったり、買い物に便利な所が多いのです。
広さの面に関して言えば、新築は売れるように販売価格を抑えるため、土地や建物の面積を狭くする傾向があるので、選べる物件が多い中古の方が広い物件が探しやすいでしょう。
中古は、もう建っている物件なので、見て決めることができますが、新築は完成する前に購入するケースが多いので、住居環境が気になる場合は見て決められる中古物件のほうがチェックしやすいのも特徴なので、物件購入時には何度も足を運んで確認しましょう。

中古物件の探し方

中古物件は新築に比べて物件の情報が少なかったり、細かくなかったりするのが現状ですし、入手経路が少ないのも事実です。広告などの良い情報は、すべての地域に配布されるわけではありませんし、内容がしっかりしていない場合がほとんどなのです。インターネットや住宅情報雑誌などで、自分から積極的かつ徹底的に調べましょう。
最近では、インターネットで物件の内容を検索できるサイトが増えてきているので、気軽に情報が手に入るようになっていますし、住宅情報雑誌を何冊か調べれば、それぞれのエリアの住宅情報が確認できるので、地域の物件の相場観も養うことが出来ます。
もちろん、個人の情報だけでは、物件を購入する決め手には欠けますし、良い物件の情報は誰もが確認しているので、もう、売れている場合もあるので、自分の情報だけでは限界がありますので、頼れる不動産業者を、慎重かつ徹底的に探さなければなりません。

情報収集

知り合いに信頼できる業者がいたり、良い業者を紹介してもらえるコネがある場合はいいのですが、なかなかそんな知り合いがいるなんて人は、少ないと思います。
そこで、頼れる業者選びにも役に立つのが、インターネットや住宅情報雑誌です。業者選びは物件購入の最大のポイントですので、慎重かつ徹底的に行わなければなりませんので、どの地域の、どんな物件を取り扱っている業者なのかを情報収集しましょう。
欲しい物件のエリアや金額などの条件が決まっているのなら、最終的に大切なのは業者とのつながりです。何度も足を運んだり、相談をしたりして、良い物件の情報を広告やチラシ、住宅情報雑誌やインターネットに載せる前に優先して教えてもらえるように、信頼関係の築ける業者を慎重かつ徹底的に探しましょう。