不動産投資信託について1
不動産投資信託は、主にマンションやオフィスビルなどの不動産に投資して主に賃料収入を投資家に配当する仕組みの投資信託のことをいいます。すでに市場が拡大しているアメリカのREIT(不動産投資信託<Real Estate Investment Trust:リート>)にちなんで、日本版REIT(J-REIT、ジェイ・リート)と呼ばれています。
かつては、投資信託は主に有価証券を対象として運用されていましたが、平成12年5月の「投資信託及び投資法人に関する法律」の改正(同年11月に施行)により、不動産も運用の対象として認められるようになりました。
これを受けて、東京証券取引所では、平成13年3月に不動産投資信託の専門市場が開設され、同年9月以降、金融商品取引所に相次いで上場されています。
不動産は従来から、預貯金のような金融商品と異なり通貨価値が下落しても価値が下がりにくい、いわゆるインフレに強い投資対象として知られていますが、不動産投資信託は、売買単位の小口化・品揃えの拡充により、個人金融資産の運用多様化ニーズを満たす新しい金融商品として、また、不動産市況の活性化につながる商品として期待されています。
不動産投資信託について2
最近は個別の不動産投資信託以外に、主に複数の不動産投資信託を組み入れた証券投資信託(ファンド・オブ・ファンズ)もあり、1万円程度から購入することができます。また、販売会社によって取扱いは異なりますが、月々少額を積み立てる方法で投資する累積投資ができる商品もあります。
景気は回復基調にある、と言われていますが、それでもまだ低金利水準は続きそうです。利回りが高いものには高いリスクがともなうので、金融商品で資産掲載することは非常に困難です。
しかし、不動産投資なら立地を厳選するなどリスクを回避することによって安定した資産掲載を行うことができます。
ローンを組んだ場合でも、大半は賃料収入でまかなうことができます。さらに税金の還付も受けられるので効率的に資産運用、資産形成ができます。