一戸建てとマンション
一戸建てとマンションの場合の違いを考えれば、どちらを選択するべきかも、大体分かると思います。
基本的にマンションは自分で購入した専有部分(部屋)以外は、他人の者か、共同部分となります。つまり、場合によっては上下、左右は他人の者になりますので、声や足音が聞こえる事が多いのです。
もちろん、アパートほどではないでしょうが、それでも音を気にする方や、プライバシーを考える場合には向きません。
逆に、一戸建ての場合には、プライバシーが完全に保たれていますし、マンションほど音や声を気にする必要はなく、その上、敷地のすべてが購入者の物となりますので、自分の好きなように利用できます。
もちろん、売ったりする事も、貸したりする事も自由となります。しかし、マンションの場合には当然のように、マンションに住んでいる人の共同のスペースとなりますので、自分の好き勝手で使用はできません。
間取りについて
間取りは家の中の様子を知る上で、重要な事の1つです。契約の際の決め手にもなる事もあります。
特に、忙しかったり、遠くで直接、見に行けない場合には、その間取り図が、ある程度の目安となります。
しかし、最近、この間取り図についてよく知らない人もいるようです。この際、きっちりと理解してしまいましょう。
意味を知っているのと知っていないのでは、物件探しのスタートラインに、大きな差がでます。家の間取りは、住む人の家族構成やライフスタイル等を始めとした、さまざまな事柄で決定していくはずです。
特に、その中でも家族構成というのは大きなポイントの1つで、部屋の数や広さまでも目安となる重要な事柄です。間取りを見るだけであたかもログハウスに住んでいるような気分になれそうです。
部屋の広さ
基本的に部屋の広さは、専有面積でみます。つまり、自分や家族が好きに使っていい場所の面積です。
マンションの場合には、バルコニーは基本的に共有部分となっているので、そこは専有面積には入らないのです。
同じ面積の部屋でも、形が長方形だったり、正方形だったりする場合もあるはずです。どこにどんな家具を置くかによっても、感じる広さは変わってくるようですから、どこに何をおくかを検討するのも良いでしょう。
2LDKとか3LDKとかありますが、このLDKとは一室で居間(Living)と食堂(Dining)、台所(Kitchen)を兼ねた物をいいますので、3LDKは、3室とLDKという間取りがある事を指します。
家族構成とライフスタイルに合う部屋数の間取りを持っている家を探しましょう。それと、子どもたちの部屋は1人1室にするのか、全員で1室にするのか、自分専用の部屋も取るのか取らないのか、和室も必要かなどの事からも考えてみましょう。
また、人によっては風呂とトイレが別々がいい。和室は要らないという人もいるでしょう。そういった所にも目を向けて下さい。
それと、トイレなどの水が流れる場所と部屋が隣接しないような配慮があるかどうかも決め手となる事もあります。同じ部屋数でも、そういった配慮のあるなしでは、結構変わって来るはずです。
収納率
収納率とは、部屋の床面積に対しての収納部分の割合です。収納部分には、クローゼットや押入れ等があります。
収納率が高いと物をきっちり収納できる上、そのための家具が少なくて住む事になりますが、その分、スペースが減ってしまうので、高すぎても困るのです。
かといって0%でも、収納家具をおく事により、やはりスペースが減ってしまうので困ります。やはり、収納スペースと部屋スペースには適度なバランスが必要となります。
キッチンの吊戸棚やリネン庫、電話台などを収納率に含めている場合もあるそうですので、契約前に一度でも中を見る事が大事になります。面倒くさがらずに見る事で、後の後悔する可能性はグッと低くなります。
マンションの場合には、階数の違いだけで間取りは同じという場合もあるのですが、一応見ておく事が大事です。
場所や角部屋などは少しずつ違う事もありますし、前に住んでいた人がいた場合には、リフォームされている可能性も捨て切れません。
見た目がお洒落なログハウスも素敵です。収納が気になってリフォームをお考えの方は思い切ってログハウスにリフォームするのもいいかもしれません。